検索
速報

「ストレステスト」への不安から信用収縮の動きが強まり軟調な展開清水洋介の「日々是相場」朝刊(2/2 ページ)

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

テクニカルポイント

 10500円台半ばから10600円台前半と言う水準が節目となっており、この水準が中心となりそうです。10500円台半ばを割り込むと10500円前後、あるいは10400円台半ばまで下落となりそうです。上値は10600円台前半を抜けると10600円台半ばから後半の水準が目処となりそうです。

本日の注目点

◇2010年10−12月期の国内総生産(GDP)改定値(内閣府、8:50)

◇2月の企業物価指数(日銀、8:50)

◇5年物国債〔3月債〕入札(10:30)

◇2月の東京都心オフィス空室率(三鬼商事、11:00)

◇2月の中古車登録台数(自販連、11:00)

◇2月の工作機械受注額速報(日本工作機械工業会、15:00)

◇2月の米財政収支

◇1月の米貿易収支

◇米新規失業保険申請件数(週間)

◇米30年物国債入札(銘柄統合)

◇英中銀金融政策委

◇2月の豪雇用統計

◇2月の中国貿易統計

◇ニュージーランド中銀が政策金利を発表

◇海外10−12月期決算:VW

本日の注目銘柄

底堅さが見られるのかどうか

三菱電(6503) 966 △11

 中国にカーオーディオなど車載機器を生産する工場を建設する。中国における車載機器の生産拠点は2カ所目で、中国の自動車市場の旺盛な需要に応えるため現地生産を強化する。

川 重(7012) 347 △6

 仏アルストムトランスポートや台湾CTCIと共同で、台中市の都市交通システムを受注した。川重が案件全体を管理・取りまとめて鉄道システムを一括受注するのは初めて。システム全体を統括するほか、車36両や車両の保守・整備設備を供給する。

日 立(6501) 507 ▼7

 パワー半導体を使った複合部品の生産能力を2倍に増やす。ハイブリッド車、電気自動車など環境対応者の増加に対応するもので、大電流、大電圧を効率よく制御するパワー半導体に強みを持っており、自動車や鉄道車両用、発電設備に使われる。

帝 人(3401) 386 △2

 最短で5〜10分かかっていた成型時間を1分以下に短縮する新技術を使った炭素繊維複合素材を使った電気自動車を試作した。軽い炭素繊維複合素材は高価なため、航空機や自動車ではスポーツカーや高級車の一部の採用に止まっており、量産車への導入をには生産コストを大幅に引き下げる必要があり、成形時間の短縮は大きな課題となっている。

ニプロ(8086) 1678 ▼15 、 日電硝(5214) 1292 ▼23

 ニプロは日本電気硝子への出資を拡大し、発行済み株式数の10%強を保有する主要株主になった。資本関係を強化し、医療用ガラス事業の海外展開などで連携を深める。

東  レ(3402) 615 ±0

 炭素繊維の価格を国内外ともに4月出荷分から10〜15%引き上げる。世界的な需要回復に加え、原油高で原料コストが高騰したことで値上げをする。炭素繊維は航空機やスポーツ用意品向けに需要が伸び、送電効率の高い電線、風力発電の羽根材など新エネルギー関連向けの需要も見込まれる。

外国人売買動向(外資系10社ベース)

売り  1430万株

買い  1750万株

(金額ベースは不明越し)

清水洋介氏のプロフィール

慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤


※掲載されている内容は、コメント作成時における筆者の見解・予測であり、有価証券の価格の上昇または下落について断定的判断を提供するものではありません。


前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る