「夫の仕事時間を短くしてほしい」と思っている妻はどのくらいいるのだろうか。労働政策研究・研修機構の調査によると、33.0%の妻は「もっと短くしてほしい」と回答していることが分かった。短くしてほしい理由として「少し無理をしているから」(71.0%)といった健康面への気づかいのほか、「家族と過ごす時間を増やす」(51.3%)、「子育て」(15.7%)、「家事の分担」(11.3%)など、家庭生活への参加を望む人も多いようだ。
また夫の仕事外出時間が13時間以上になると「いまくらいでちょうどいい」とする人よりも、「もっと短くしてほしい」という人の方が多い。「夫が帰宅し、次の日に出勤するまでに11時間程度が妻にとって許容度のターニングポイントのようだ」(労働政策研究・研修機構)
家事分担のイメージ
結婚当時抱いていた家事分担のイメージが実現できていますか? この質問に対し、「実現できている」と答えた人は48.6%、「ほとんど実現していない」が18.1%。夫の仕事時間が長い人ほど、また夫が休日出勤するほど、“家事分担が実現できていない”と感じているようだ。
インターネットによる調査で、働く夫をもつ妻5060人が回答した。調査時期は2月。
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