地震発生以降、不足しているモノは何ですか
東北関東大震災を受け、どのようなことに困っていますか? 現在も日常生活が困難な地域に住んでいる人に聞いたところ「ガソリン・灯油が入手しにくい」と答えた人が最も多いことが分かった。マクロミル調べ。
東北関東大震災を受け、どのようなことに困っていますか? 現在も日常生活が困難な地域に住んでいる人に聞いたところ「ガソリン・灯油が入手しにくい」(88.3%)と答えた人が最も多く、次いで「食料が入手しにくい」(83.7%)、「水道が断水している・安定していない」(63.1%)であることが、マクロミルの調査で分かった。
また身の周りで不足しているモノを聞いたところ「乗用車のガソリン」(81.3%)と答えた人がトップ。次いで「食料品」(73.1%)、「灯油」(57.4%)、「飲料水」(50.4%)、「電池」(48.0%)という結果に。「日常生活品の不足にも不自由を感じているようだが、緊急性が高いのは『ガソリン』『灯油』などの燃料とみることができる」(マクロミル)
98.8%の人が「被災地のために“協力”したい」
被災地の人たちに、できることがあれば協力をしたいと思いますか? 震災で被害を受けなかった人に聞いたところ「ぜひ協力したい」(70.5%)と「協力してもよい」(28.3%)を合わせると、98.8%の人が“協力する”考えを示した。また現在協力していること、したいことでは「義援金・災害募金への協力」(82.5%)と答えた人が最も多かった。次いで「不必要な買い占め・買いだめを控えること」(74.5%)、「節電への協力」(73.9%)などが7割を超えた。
地震発生以降、親族や知人の安否確認はどのような方法をとったのだろうか。この質問に対し「携帯電話のメール」(74.6%)と答えた人がトップ。以下「携帯電話の通話」(68.6%)、「固定電話の通話」(41.8%)、「PCのメール」(19.0%)、「公衆電話の通話」(14.9%)、「TwitterなどのSNS」(9.85)と続いた。被災地別に見て大きな違いはなかったが、「通信会社などが提供する伝言サービス」については青森県・岩手県・宮城県での利用者が目立った。
インターネットによる調査で、14万8222人が回答した。調査期間は3月16日から3月17日まで。
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