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大震災前、“万が一の備え”をしていた人は9.3%
東北関東大震災の発生前に、防災グッズや非常食などを用意していた人はどのくらいいたのだろうか。被災地域以外の人に聞いたところ、「用意していた」のは1割を切った。アイシェア調べ。
東北関東大震災の発生前に、防災グッズや非常食などを用意していましたか? 被災地域以外の人に聞いたところ、「用意していた」と答えた人は9.3%。全体の約9割は“万が一の備え”をしていなかったことが、アイシェアの調査で分かった。男女別に見ると、男性8.4%に対し、女性は11.8%とやや多い。
対策をしていなかった人に、地震発生以降(3月11日)に備えをしましたかと聞いたところ「した」と答えたのは14.3%。46.7%が「していないが今後する予定」と答えた、39.0%は「していないし今後もする予定はない」という結果に。
地震後も家族との連絡方法決めず
地震発生前に、家族間で災害用伝言ダイヤルへの録音やTwitterの利用など、連絡方法を「決めていた」という人は7.4%。「決めていなかった」人に現在の状況を尋ねると、「決めた」としたのはわずか8.1%。「決めていないが今後決める予定」は47.6%、44.3%が「決めていないし今後も決める予定はない」だった。
インターネットによる調査で、20〜40代の男女1773人が回答した。調査期間は3月23日から24日まで。
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