震災後、不安に感じていることは?
東北関東大震災の発生で不安に感じていることは何ですか? この質問に対し「福島原発」と回答した人が最も多かった。ジャパン・マーケティング・エージェンシー調べ。
東北関東大震災の発生で不安に感じていることは何ですか? 15〜59歳の男女に聞いたところ「福島原子力発電所の状況」(67.6%)と答えた人が最も多いことが、ジャパン・マーケティング・エージェンシーの調査で分かった。次いで「食物や水に対する不安」(52.6%)、「被災地の今後」(49.9%)、「余震の発生」(46.0%)と続いた。
居住地別で見ると、関東に住んでいる人は「福島原子力発電所の状況」「停電で日常生活に影響がでてしまうこと」「食物や水に対する不満」などに不安を感じている人が多かった。一方、関西に住んでいる人は「被災地の被災状況」「被災地の方の安否・健康」「景気の後退」を挙げる人が目立った。
また震災以降、生活で不足しているモノを聞いたところ「乾電池」(35.1%)と答えた人がトップ。次いで「水」(31.9%)、「ガソリン」(29.8%)と続いた。
「日本は必ず復活する」――7割
大震災の発生を受け、大きなダメージを受けたが、“日本は復活する”と考えている人はどのくらいいるのだろうか。「日本は必ず復活する」(73.3%)と答えた人は7割を超え、復興への強いが意識がうかがえた。このほか「節電に協力したい」(72.4%)という人も7割を超えた。
一部商品で品薄状態が続いているが、「品薄なモノはまとめ買いをしておきたい」(19.8%)という人は2割にとどまった。
インターネットによる調査で、15〜59歳の男女800人が回答した。調査期間は3月24日から25日まで。
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