大地震が発生したとき、首都圏の人は何をしたのか
東日本大震災が起きたとき、どのような行動をとりましたか? 首都圏に住んでいる人に聞いたところ「倒れそうなものを押さえた」と答えた人が最も多かった。マーシュ調べ。
東日本大震災が起きたとき、あなたはどのような行動をとりましたか? 首都圏に住んでいる人に聞いたところ「倒れそうなものを押さえた」(23.1%)と答えた人が最も多いことが、調査会社マーシュの調べで分かった。次いで「何もしなかった(できなかった)」(20.4%)、「建物の外に出た」(20.0%)、「机の下に隠れた」(15.6%)、「テレビをつけた」(11.8%)と続いた。
また大きな揺れの最中、まっ先に思い浮かべたことは「家族の安否」(25.3%)と答えた人がトップ。「嫁と子どものことが頭に浮かんだ」(男性30代)、「死んでしまうのかと思った。旦那は大丈夫か? と心配した」(女性40代)といった声があった。次いで多かったのが「自宅の被害」(10.8%)、「建物の倒壊」(7.7%)、「もうダメかもしれない/身の危険」(5.3%)だった。
大地震発生以後の生活で、困っていること
今回の大地震発生以後の生活で、困っていることは何ですか? 困っていることをすべて聞いたところ「交通機関の乱れ」(53.8%)を挙げる人が最も多かった。以下「計画停電」(47.5%)、「余震による精神不安」(46.2%)、「食品の不足」(44.9%)という結果に。さらに最も困っていることを尋ねると「交通機関の乱れ」(16.2%)がトップ。次いで「余震による精神不安」(16.1%)、「原発施設の復旧や放射線量による精神不安」(15.2%)、「計画停電」(14.7%)と続いた。
インターネットによる調査で、首都圏に在住する20〜69歳の男女1000人が回答した。調査期間は3月18日から3月21日まで。
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