Twitterは「情報」、Facebookは「人」――震災時の利用実態
大地震発生後72時間以内に、TwitterまたはFacebookをどのように利用しましたか? Twitterユーザーは「情報収集」、Facebookユーザーは「友人、知人の状況確認」がそれぞれ最も多かった。IMJモバイル調べ。
東日本大震災の発生後72時間以内に、Twitterをどのように利用しましたか? Twitterユーザーに聞いたところ、「情報収集」(83.5%)が最も多く、次いで「情報の共有」(47.5%)、「友人・知人の状況確認」(39.1%)、「自分の体験や考え、意見の交換」(35.3%)であることが、IMJモバイルの調査で分かった。
またFacebookユーザーにも同じ質問を聞いたところ「友人、知人の状況確認」(56.0%)がトップ。以下「情報の収集」(46.8%)、「情報の共有」(38.3%)、「自分の体験や考え、意見の共有」(26.6%)という結果に。「Twitterは情報収集の手段として、Facebookは安否確認の手段として使い分けがされていたと推察できる」(IMJモバイル)
半数以上の人が「TwitterまたはFacebook」の利用を推奨
あなたはTwitterまたはFacebookをまだ利用していない人に、サービスの利用を勧めたいですか? Twitterユーザーの59.2%、Facebookユーザーの54.2%は「推奨したい(やや推奨したいを含む)」と回答。
推奨したい理由を聞いたところ、Twitterユーザーは「有益な情報を収集できる」(60.1%)がトップ。以下「非常時の連絡手段として利用できる」(56.8%)、「有益な情報を共有できる」(44.4%)と続いた。一方、Facebookユーザーは「友人、知人または家族の様子が分かる」(67.8%)を挙げた人が最も多かった。次いで「非常時の連絡手段として利用できる」(43.1%)、「有益な情報を共有できる」(33.9%)だった。
インターネットによる調査で、20〜59歳のTwitterまたはFacebookユーザー932人が回答した。調査期間は3月26日から28日まで。
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