検索
連載

朝日新聞が、東大卒を採用する理由烏賀陽弘道×窪田順生の“残念な新聞”(2)(2/4 ページ)

新聞記者というのは新聞に掲載する対象を取材し、入稿するのが主な仕事だ。大手紙の記者を見ると、いわゆる“高学歴”な人が多いが、なぜこうした傾向があるのだろうか。その理由について、烏賀陽弘道さんと窪田順生さんが迫った。

PC用表示 関連情報
Share
Tweet
LINE
Hatena

朝日新聞の“東大人脈取材”


烏賀陽弘道さん

烏賀陽:朝日幹部の息子、東大教授の息子、中央官僚の息子……そして東大卒がやたらと多い。『AERA』編集部にいるとき、皇太子さまが雅子さまとご成婚されたので、雅子さまを取材しようということになった。編集部会議で「この中に、雅子さまと東大で同級生いる?」と聞いたところ、4人も手を挙げたんですよ。

 そして「オレは雅子さまにノートを借りた」「デートに誘った」など、いろんなエピソードが出てきた。こんな感じだったので、そのときの『AERA』の報道は独走状態(笑)。他社の追随を許さなかったですね。

窪田:ハハハ。

烏賀陽:また大蔵省スキャンダルが起きたときにも、ある女性記者は「ガサをかけられた課長補佐に、学生時代、民法のノートを貸したことがある」と言っていた(笑)。日本の支配階層には東大卒が多い。だから朝日新聞は東大卒の学生を、多く採用するんでしょう。

窪田:朝日新聞の“東大人脈取材”はものすごいものがありますね。他社ではなかなか真似ができませんよ。

烏賀陽:ただ今の日本の支配階層は東大卒から分散傾向にある。そうすると、朝日新聞が得意とする東大人脈取材ができなくなってしまう。

窪田:昔は東大人脈取材でうまくいっていたんですよ。「さすが朝日新聞の記事!」と言われることも多かったはず。しかし昔と違って、今の日本の支配階層は東大卒ばかりでないので、朝日新聞もいろんな大学の学生を採用している。

 なぜ僕が採用されたのか分からないですが(笑)、「変わった奴を採用しよう」という動きがあったのではないでしょうか。

烏賀陽:でしょうね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る