関東圏のクルマ好き達が節電以外に協力できること:車は乗らなきゃ分からないことだらけ
一時のガソリンスタンド狂想曲も落ち着いた今、クルマに乗ることが好きな私たちが節電以外にできる震災復興協力があります。「マイカーの利用をできるだけ控えてください」
東日本大震災の被災者の皆様、謹んでお見舞い申し上げます。
被災者ではない私たちが、今しなければならないこと。それは、節電など協力できることは協力しつつも、いつもと同じ生活を早く取り戻し、経済をまわすことだと思います。というわけで、このブログも平常運転! と、いきたいところですが、今日のブログは「お願い」です。
関東・東北地方にお住まいの方へ
「マイカーの利用をできるだけ控えてください」
特に関東地方にお住まいの方。すでに燃料の供給は安定し、ガソリンスタンドで並ぶこともなく燃料を給油できるようになりました。燃料の供給も安定し、供給量に問題はない! と連日ニュースで報道されています。
ではなぜ、安定したのに「マイカーの利用はできるだけ控えて!」と、お願いするのか? それは、物流を優先するためです。
実は4月2日(土)に、久々に車に乗り込みとある場所へと出かけました。そのときの道路事情に驚きました。土曜日なのに、トラックの数がとても多かったのです。感覚による数字ですが、通常の週末に比べて1.5〜2倍近くトラックが走っていました。
そして、平日(というか今日、4月5日)。通勤途中の電車の中から、ずっと外を眺めていてさらに驚きました。私は、通勤で京葉線を利用しています。京葉線は、海岸線を走ることから、多くの工場・倉庫などを目にすることができます。すると……
倉庫では、今まで見たことのない数のトラックが荷物の積み込み作業を行い、周辺道路は倉庫に入れないトラックが大渋滞を引き起こすほど。なぜ、今日まで気付かなかったのだろう。例えば、コンクリートを作る工場では、こちらもフル稼働のようで、生コンを運ぶトラックがたくさん集結していました。
ここまで書けば、お分かりいただけたかと思います。今、物流はフル稼働で物資を供給しようとがんばっています。だから、私たちはできるだけ公共交通機関を利用して、道路の混雑緩和につなげませんか?
多分、この物流も数カ月のうちには落ち着くでしょう。道路の混雑を緩和し、物流をスムーズにまわすことにより、私たちの生活も被災地の状況も早く良くなると思います。
しかし、すでにテレビやラジオの報道では、車の利用を控えてという言葉を耳にすることはなくなりました。でも、道路というインフラが復活してきている今が一番車の利用を控えなければならない時期ではないでしょうか?
もちろん、車に乗るな! とはいいません。しかし、車好きだからこそ、こういうときは協力し合いたい! と、思うのです。私も、もう少し車を利用するのは我慢して、本当に必要なときだけ車を利用するように心がけたいと思います(ガソリンも高いしね)。
だからといって、遊びや旅行を自粛しようなんて考えはダメです。それでは経済はまわりません。公共交通機関を利用すれば良いのです。
これまで週末は車ばかり利用して、公共交通機関を利用することがほとんどありませんでした。しかし、最近公共交通機関を利用することが増え、気付いたことも多かったのです。車では見逃してしまうような小さなお店や施設がたくさんあるし、どうしても車では行きにくい駅周辺にも、面白いお店がたくさんありました。新しい楽しみを見つけることができるチャンスかもしれません。そして、普通の生活を取り戻したら、狂ったように走り回りたいと思います(笑)
最後にくどいようですが繰り返します。
関東・東北地方にお住まいの方へ
「マイカーの利用をできるだけ控えてください」
マイカーの利用を控えて、物流を優先させましょう。popo柿澤からのお願いでした。
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