最も注目された震災関連サービスは「Google Person Finder」
アジャイルメディア・ネットワークは、ソーシャルメディア上で注目されたサイトやツールのトップ30を発表。TwitterやFacebook、はてなブックマークでどのくらい引用やリアクションが発生しているかを数値化したもので、トップはGoogleが開発した「Google Person Finder」だった。
アジャイルメディア・ネットワークは4月12日、ソーシャルメディア上で注目されたサイトやツールのトップ30を発表した。TwitterやFacebook、はてなブックマークでどのくらい引用やリアクションが発生しているかを数値化したもので、トップはGoogleが開発した「Google Person Finder」だった。
「Google Person Finder」は消息情報を提供・検索できるサービス。名前や住所だけでなく、「生きている」「見かけた」などのメッセージや写真なども登録できる。人を探す場合は名前や住所の一部や携帯電話番号でも検索可能。サービスは日本語や英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、ベトナム語で利用できる。Google Person Finderは、ニュージーランド地震など過去の大きな災害でも提供されていた。
2位はGoogleの「災害情報まとめページ」、3位は個人が制作した「節電ポスター」、4位はauの「災害用伝言板」、5位は最新の交通情報が分かる「ジョルダンライブ」だった。
トップ30のうち、Google関連のサービスが4件入っていた一方、個人が企画・運営しているサイトも11件ランクインした。アジャイルメディア・ネットワークでは「TwitterやFacebook、mixiなどのソーシャルメディアが一般に普及したことで、個人が構築したサイトやツールなどが短期間で大きな注目を浴びやすい土壌が形成されていることが、今回の結果から確認できる」とコメントしている。
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