超氷河期、大震災……苦境を経験した新入社員はこんなタイプが多い
この春就職した新入社員はどんなタイプが多いのだろうか。就職超氷河期や東日本大震災など苦境を経験した世代は「人の役に立ちたい」といった考えを持っている人が多いようだ。日本マンパワー調べ。
この春就職した新入社員は「自分のためだけではなく人のために働き、負けずに努力し続ける傾向がある」――。
日本マンパワーが行った調査によると、新入社員が働くうえで大事にしていることは「人の役に立てること」(26.1%)。また実際にできていることは「失敗しても負けずに努力し続ける」(83.7%)を挙げる人が多かった。こうした結果について、日本マンパワーは「就職超氷河期や東日本大震災などの苦境を経験した新入社員は、それらを経験したことでたくましく前向きな価値観が形成されたのではないか」と分析している。
このほか働くうえで大事にしていることは「自分の望む生き方ができること」(15.2%)、「達成感を得ること」(12.0%)と答えた人が目立った。その一方「経済的に豊かになること」という人は3.0%にとどまった。
相談しやすい有名人
仕事のことで、相談したい相手は誰ですか? この質問に対し、「社内の先輩」(32.4%)と答えた人が最も多かった。このほか「社内の同期や友人」(23.8%)、「上司」(11.2%)、「社外の友人」(11.1%)という結果に。
また自分のキャリアについて相談しやすい有名人を挙げてもらったところ「イチロー」(18.9%)がトップ。以下「島田紳助」(13.5%)、「タモリ」(11.1%)、「所ジョージ」(8.1%)、「本田圭佑」(5.9%)と続いた。
マークシートによる調査で、この春就職した新入社員1581人が回答した。調査時期は3月26日〜4月8日まで。
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