コラム
さらに奥へ進むと何があったのか? 床下に潜ってみた(後編):あなたはどうする? 住まいの選び方(3/3 ページ)
築20年以上の空家の床下はどうなっているのだろうか。前編では床下に潜る様子をお伝えしたが、後編ではさらに奥へ進み、そこで見たものを紹介する。
床下を見れば、住宅の真の姿が分かる
最後に床下に潜った感想をご報告すると、思った以上に暗く、本当に戻れるか少し不安になった。実は、以前も一度潜ったことがあるのだが、今回は築年数も長く、湿気の多い床下だったので、想像以上にハードな床下だった。
床下は、住まいの影であり、裏側であり、不具合のすべてを表すといっても過言ではない。裏返せば「床下を見れば、住宅の真の姿が分かる」とも言えるだろう。自宅の床下がこんな風になっているのに、気付かないのは不幸だ。特に住宅は一生で一度の買い物なのに。
床下は定期的に確認した方がいいという話があったが、私としては信頼できるパートナーを見つけることをオススメする。住宅のことはもちろん、床下のことに詳しい消費者はほとんどいない。ぜひ信頼できるパートナーを見つけて、住まいのお手入れに取り組んでほしい。
関連記事
- 震災後でも、首都圏のマンションが売れている理由
東北関東大震災の被害を受け、首都圏のマンション事情にも変化が起き始めている。震災直後は消費者の不安心理から「住宅販売が落ち込む」と予測する人が多いかもしれない。しかし現実は「売れ行きが伸びている」という。 - 家は購入すべきか それとも賃貸で暮らすべきか
「家は購入する方が得」「いや賃貸の方が安い」といった意見をよく聞く。しかし自分の住まいを選ぶのに「安いか、高いか」という費用面だけで決めていいのだろうか。新連載「あなたはどうする? 住まいの選び方」では、この“難問”にお答えする。 - 「夢は持ち家」という人が、減っているワケ
あなたの住宅選びの夢は? この質問に対し、どんな答えが返ってくるだろうか。かつての日本であれば「新築」と答えた人が多かったが、今では「賃貸」「中古」なども多い。その理由に迫ってみた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.