42%の人が「これからの社会は悪くなる」
これからの社会はどうなると思いますか? 関東または関西に住んでいる人に聞いたところ「悪い方に向かう」と答えた人は42.0%に対し、「良い方に向かう」は15.0%という結果に。博報堂調べ。
これからの社会はどうなると思いますか? 関東または関西に住んでいる人に聞いたところ「悪い方に向かう(ややを含む)」と答えた人は42.0%に対し、「良い方に向かう(ややを含む)」は15.0%にとどまっていることが、博報堂の調査で分かった。
一方、これからの自分の暮らしについて「楽観的」と答えた人は47.6%。「世の中全体として震災の影響が影を落としているものの、自分の生活はなんとかなるだろうと前向きにとらえる様子がうかがえた」(博報堂)としている。
「今、感じていること、考えていること」を聞いたところ、関東の人は「電力が不足する夏の時期の暮らし方について考えている」(88.3%)と答えた人がトップ。また関東または関西ともに「社会全体が萎縮しているように感じている」「普段どおりの買い物、レジャーを楽しむことが被災地や日本のためになると思う」と答えた人はいずれも8割を超えた。「被災者のため、ひいては社会のためになることを考え・行動する傾向が見られた」(博報堂)
震災前と比べ、日々の暮らしが変わった
震災前と比べ、日々の暮らしが変わったという人はどのくらいいるのだろうか。関東の人で「変わった(非常に+ある程度)」と答えた人は57.0%、関西の人で22.0%。
この2週間ほどの間に、節電の意識が高まっているだけでなく、行動を伴っていることがうかがえた。「コンセントを抜く」「不要な電灯の消灯」「エアコンの温度調整」について、関東では3割前後がよく行っていると回答。また関西でも節電行動が拡大していることがうかがえた。
インターネットによる調査で、関東または関西に住んでいる800人が回答した。調査期間は4月15日から18日まで。
関連記事
- 大企業の正社員、3割は会社を辞める
東日本大震災の発生以降、「今後どのように働いていけばいいのか」と考えるビジネスパーソンも多いのでは。ポスト大震災の働き方について、人気ブロガーのちきりんさんと人事コンサルタントの城繁幸さんが語り合った。 - なぜ私たちは“全体最適”を受け入れるのか
「全体の最大利益のために、個人の最大利益を捨てる」という“全体最適”の考え方。私たちはその全体最適の考え方をどこで学んできたのでしょうか。 - 出世すれば、給与はどのくらいもらえるの?
出世すれば、給与はどのくらいもらえるのだろうか。日本生産性本部の調査によると、大卒の初任給(平均)は20万8000円だったが、部長になると55万円9000円もらえることが分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.