働きざかりの“かくれ不眠者”は、年収が少なめ
いつもぐっすり眠れている人、ぐっすり眠れない人――両者に年収の違いはあるのだろうか。20〜40代の人に聞いたところ、働きざかりであまり眠れていない人は年収が低い傾向にあることが分かった。睡眠改善委員会調べ。
いつもぐっすり眠れている快眠者と睡眠不足を感じたり、睡眠自体を軽視している“かくれ不眠者”の間で年収に違いはあるのだろうか。20〜40代の人に聞いたところ、かくれ不眠者は快眠者よりも年収が低い傾向があることが、睡眠改善委員会の調査で分かった。かくれ不眠者の年収は400万円未満が51.4%、400万〜600万円が18.3%、600万円以上が10.6%であるのに対し、快眠者は400万円未満が47.4%、400万〜600万円が19.0%、600万円以上が14.4%という結果に。
特に40代男性と30代女性において、年収に大きな差が出た。40代男性の年収400万円未満をみると、かくれ不眠者の割合が高く(かくれ不眠者37.1%、快眠者21.4%)、600万円以上では快眠者の割合が高かった(かくれ不眠者28.6%、快眠者38.6%)。また30代女性でも同じ傾向が見られた(年収400万円未満=かくれ不眠者54.3%、快眠者40.0%、600万円以上=かくれ不眠者4.3%、快眠者8.6%)。
かくれ不眠者は業務量・勤務時間が増加傾向
この1年ほどの就業時間を見てみると、「以前より勤務時間が長くなった」と回答したのは、かくれ不眠者が15.6%、快眠者が10.6%。また「以前より業務量が増えた」と答えた、かくれ不眠者は22.1%、快眠者は14.4%だった。「年収、業務量、勤務時間の実態から、かくれ不眠者の方が、業務量が増え、勤務時間が長いと感じているのにもかかわらず、年収が低い傾向がうかがえた」(睡眠改善委員会)
インターネットによる調査で、20〜40代のビジネスパーソン832人が回答した。調査期間は2月22日から25日まで。
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