震災後、寄付に積極的なのはどんな人?
東日本大震災の発生を受け、どのくらいの金額を寄付しましたか? 被災地支援のために寄付した人に聞いたところ、1人当たりの平均金額は1万1612円であることが分かった。オールアバウト調べ。
東日本大震災の発生を受け、どのくらいの金額を寄付しましたか? 被災地支援のために寄付した人(83.0%)に聞いたところ、1人当たりの平均金額は1万1612円であることが、オールアバウトの調査で分かった。男女別でみると、男性(1万705円)よりも女性(1万2442円)の方が1737円高く、年代別では「45〜49歳」(1万6008円)が最も高かった。また「家計簿をつけている」(1万2803円)人はつけていない人よりも2353円高く、「貯蓄用のお金を先に取り分けて貯めている」(1万2231円)人は貯蓄していない人よりも6370円高かった。
寄付方法を聞いたところ「街頭・店頭で」(37.4%)と答えた人がトップ。次いで「ポイントを利用して」(34.1%)、「その他」(20.3%)、「企業サイト経由の募金や寄付つき商品を購入して」(19.2%)、「郵便局・銀行の窓口やATMから振り込みで」(17.9%)と続いた。
SNS・ブログ利用者は物資提供に積極的
SNSやブログを利用している人に寄付方法を尋ねたところ、非利用者よりも「ポイントを利用して」(SNS・ブログ利用者41.4%、非利用者28.9%)や「企業サイトの募金や寄付つき商品を購入して」(SNS・ブログ利用者24.7%、非利用者15.4%)という人が多かった。
またSNSやブログを利用している人は、非利用者よりも「物資の提供・寄付」をしている割合が高いことも明らかに。「物資提供や寄付の送付先の情報がなかなか発表されなかった震災直後に、普段からSNS・ブログを利用している人は自ら情報収集を行った可能性が高い」(オールアバウト)
インターネットによる調査で、全国の男女470人が回答した。調査期間は4月22日から5月8日まで。
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