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高橋名人がファミコンブームを振り返るまとめ読み!誠 PDF

読者から注目を集めた記事を、まとめて読むことができる「まとめ読み!誠 PDF」。今回は“高橋名人”こと高橋利幸氏の講演録記事をまとめました。

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 面白いと思った特集や連載を、まとめて読みたいと思ったことはありませんか? 「まとめ読み!誠 PDF」は、注目を集めた特集や連載を、まとめて読めるPDFファイルに再編集。1度ダウンロードすれば、気になる記事をいつでも読むことができます。

 以下「“高橋名人”という社会現象――高橋利幸氏、フヴミコンブームを振り返る(前編)」(2009年3月12日)の冒頭部分を再掲します。「まとめ読み!誠 PDF」をダウンロードすると、分散投資に関する記事をまとめて読むことができます。

ファミコンブームを振り返る

 日本デジタルゲーム学会は3月6日、東京・文京区の東京大学福武ラーニングシアターで公開講座「名人の目から見たファミコンブーム」を開催した。講座ではハドソンの高橋名人こと高橋利幸氏が講師として登壇、ブームを仕掛ける側から見たファミコンブームについて語った。

 1983年7月15日に任天堂が発売したファミリーコンピュータ(ファミコン)。『スーパーマリオブラザーズ』や『ドラゴンクエスト』など魅力的なソフトが数多く登場、テレビゲームは瞬く間に新たな娯楽として社会に根付いた。そのファミコンブームを支えた企業の一角がハドソンだ。全国でゲーム大会を開いたり、漫画雑誌やテレビ番組とのコラボレーションを進めることでブームを盛り上げた。その活動の中心的な役割を務めていたのが高橋氏だ。

 高橋氏は現在もハドソンの宣伝部に勤務、ブログ「16連射のつぶやき」やYouTubeなどを通して活発な宣伝活動を行っている。「ファミコンブームを詳細に振り返るのは初めて」という高橋氏。その内容を詳しくお伝えしよう。

きっかけはMZ-80B

高橋:私は1959年に、札幌市の琴似(ことに)というところで生まれました。大学に進学したものの、面白くなかったので3カ月で中退しました。そして、スーパーマーケットの青果部で4年ほど働いていました。

 (ゲームの世界に入るきっかけは)青果部で主任に昇格して、仕入れと出荷を担当する時に伝票を整理するために、たまたま入ったマイコンショップでシャープのMZ-80Bを27万8000円で買ったことです。世の中、マイコンマイコンと騒がれていた時期です。(MZ-80Bに加えて)フロッピーディスクドライブ29万8000円、メモリーもGメモリーを増やすのに4万円ちょっと、ドットプリンタを10万円、合計70万円くらいをローンで購入しました。私の中古のクルマが45万円の時です。

 クルマより高いパソコンを買ったのですが、操作方法が分からなくて使えませんでした(笑)。今はカードでローンを組むと銀行から自動的に引き落とされますが、昔は毎月振り込み用紙が送られてきます。そこに返済金額が書き込まれているのを見て、この金額をあと30回払わないといけないと思うとですね、「パソコンに積もったほこりを払おうかな」という気になったのです。(続きは「まとめ読み!誠 PDF」で)。

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