黒と白、線と面、静と動 nendoの世界が広がる展覧会（3/3 ページ）

台湾でnendoの個展が行われている。nendoはここ数年、ミラノでの作品発表を始め、NYミュージアム オブ アーツ アンド デザイン、フリードマン ベンダギャラリーで個展を開くなど、海外での活躍がめざましい。

[渡部千春，エキサイトイズム]

　「dancing squaresは四角い平面の世界。なので天井、床、壁を使って魚眼レンズで覗いたようなゆがんだ空間をつくりました」（佐藤氏）

　元々別のプロジェクトで作られた作品シリーズだが、黒と白、線と面、静と動、と正反対の方向性を持つシリーズを並行して見せることで、nendoの世界を多角的な視野で見ることができる、貴重な展覧会だ。

nendoの佐藤オオキ氏

「thin black lines + dancing squares」

國立臺灣工藝研究發展中心　工藝設計館

台湾南投縣草屯鎮中正路572號

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台北から会場へのアクセス：最も簡単な方法で、台北から新幹線（＝台灣高鐵）で台中へ（所要約1時間、大人約2100円）。高鐵台中駅からタクシーで（所要時間30分、約1800円）國立臺灣工藝研究發展中心まで。ほかにも電車、バスなどの方法で行くことも可能