市況概況
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日経平均 | 9467.15円 | △17.69円 |
売買高 | 18億5974万株 | − |
売買代金 | 1兆1029億3000万円 | − |
値上がり銘柄 | 647銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 805銘柄 | − |
騰落レシオ | 74.39% | ▼5.41% |
日経平均
引き続き手掛かり難のなか冴えない展開、先物・オプションSQの思惑で堅調な場面も
米国株が下落となったことや相変らず買い手掛かりに乏しいことから売り先行となりました。朝方発表されたGDP(国内総生産)改定値が若干上方修正となったことや外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となった後は底堅さもみられ、冴えない動きながらも底堅い展開で指数は小動きとなりました。特に材料がないなかで軟調なものは見切り売りも嵩んで下げ幅を広げ、買い戻しや幕間つなぎで買われるものは値動きの良さから買われて特に材料のないなかで上げ幅を広げるなど目先の値動きばかりに反応するなかで指数は軟調となりました。
後場もいつものことながら方向感に乏しい展開で冴えない動きが続きました。それでも底堅さが確認されるなかで売り一巡感から買い戻しもみられ、明日の先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出に絡む思惑もあって、指数は堅調となる場面もありました。手仕舞い売りや見切り売りが多く上値も重かっただけに逆に買い戻しが入って堅調となると買い戻しを急ぐ動きとなり、上げ幅を広げる場面もありました。日銀のETF(上場投資信託)買いに注力する向きもあったようです。
小型銘柄は売られましたが、最後はまちまちとなりました。材料に反応すると言うよりは株価に反応すると言う感じで動きの止まったものは売られ、売られ過ぎたものが買われると言うような展開でした。東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均は軟調、ジャスダックTOP20は大幅安となりました。先物は先行きの不透明感が強いことから、まとまった売り買いは少なく、目先筋の小掬い商いや最終売買日と言うことでの乗り換え売買が中心となって、指数を方向付けるような動きはありませんでした。
相変らず目先の値動きに連れて右往左往するだけと言う相場展開です。相場の方向感を持って、材料に反応しながら株価が上下していると言うよりは株価が上がっているから買われて、下げ過ぎたものも買われ、下がっているものが売られて、上げ過ぎたものが売られると言うような感じです。腰の据わった売り買いは見られず目先筋が中心となって指数に方向感が見られないのだと思います。しばらく方向感のない展開が続くのか明日のSQをきっかけに買い戻しや見切り売りが出て一方向に大きく動くことになるのでしょう。
テクニカル分析
日経平均
雲を割り込んだ水準で底堅さは見られるのですが雲の抵抗を試すでもなく冴えない展開が続いています。RSIは下値余地もあるのですが、ストキャスティックスは底値圏にあり、底堅さはみられるのでしょうが上値の重い展開が続きそうです。
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