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コラム

民主党は「政治主導」という、“穴”に落ちたのだ藤田正美の時事日想(3/3 ページ)

菅首相が辞任を表明した。政治の焦点は、次の民主党代表は誰になるのか、自民党との「大連立」を組めるのか、などに移っている。しかし政治が混乱している一方で、世界がどんどん動いていることを忘れてはいけない。

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 これらの問題は、震災対応の「政策協定内閣」では対応しきれまい。その意味では、震災への見通しをつけた段階で総選挙を行い、民意を問い直すことが必要だと思う。それでも衆参ねじれが解消されるわけではないが(連立の組み方によって変わるが)、政策の中身を選んでもらうことによって、方向性は生まれるかもしれない。

 日本が震災復興や原発の収束に一応のめどをつけ、日本の置かれた状況や国際政治の状況に目を向けられるようになるまで、世界が待っていてくれる保証はない。それでも日本国民にとっては、そう祈るほかに道はないのである。

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