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ガツガツしません。“恋敵に勝つ”ことが、目的じゃないので既婚男性が、今から婚活するとしたら(4/5 ページ)

50代の既婚男性が、20代に若返ってもう1度婚活できるとしたら、どんな行動に出るのか? という本企画もとうとう最終回。ラストを飾るのは、富士急行で勤務する鈴木薫さん。人生の先輩に婚活の方法や恋愛に対する考え方などをうかがった。

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異彩を放ち、個性を発揮する人を目指す

中山:いくら他の男性と直接争わないとはいえ、現代に若返ると、今どきの若者と同じ土俵で婚活をしていくことになりますが、勝算のほどは?

鈴木:確かに同じ時代に生きる男同士と言うことで、同じ土俵に立たされることになりますね。勝った負けたで考えたりはしませんが、その中で僕が意識するのは、「異彩を放つ、個性を発揮する人間であること」ですね。

中山:それは“差別化”という意味でしょうか?

鈴木:そうです。冒頭で「合コンよりも、アウトドアや遊園地でグループデート」と言いましたが、それも「ほんの少し他の人よりも違ったことを」という意識がそうさせているんです。あえて人とちょっと違ったことをして、少し目立って、「あの人、どこかフツーじゃないな?」と思われるように心がけます。

中山:例えば、他にはどんなことをされますか?

鈴木:たいしたことじゃないですよ。若干ステレオタイプの入った言い方ですけど、最近の若い人たちは誰もが似通っているような印象を受けます。なので、個性を出すことは難しいことじゃないって思います。例えばクルマを持たないのが若者のトレンドなら、あえてクルマを持つ。携帯電話やゲームが流行っているなら、何か別のことに興味を向ける。皆が最新トレンドを追うのなら、自分はあえて古風なモノ・コトに手を出してみる、とか。

中山:普通は、他と同じであることで安心感を得たり、仲間意識を持つのだと思いますが、鈴木さんはあえて“逆張り”を行くのですね。

鈴木:もちろん、女性の興味を引くことが目的になってしまっては本末転倒なので、程度問題です。あくまで、自分の感性や価値観に沿ったうえでの行動という前提でね。意識を少し変えてやれば、できることは日常に溢れていますよ。デートにしても、付き合い始めは和み系で距離を縮めて、徐々にいい仲になってきたら最終的に……。

中山:……最終的に?

鈴木:遊園地に連れて行って、絶叫系ジェットコースターで一気に親密になる、ですね(笑)。

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