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“朝専用”で缶コーヒー戦争に革命――アサヒ飲料「WONDA モーニングショット」:コンビニ、ヒット商品の理由(2/2 ページ)
従来は顧客や味の違いによって、商品が訴求されてきたコーヒー市場。そこに“朝専用”という新たな軸を持ち込み、大成功を収めたのがアサヒ飲料の「WONDA モーニングショット」である。
近年は“点”から“面”の展開へ
ただ、近年は「モーニングショット」による「朝専用」のイメージ1本から、WONDAブランドとして展開するような広告戦略に変更してきている。サザンオールスターズの桑田佳祐さんやAKB48を起用した広告に切り替えて、イメージのリセットを図っているのだ。
「モーニングショット」という主力1商品による“点”の展開から、「金の微糖」「ゼロマックス プレミアム」「ブラックワンダ」などWONDAブランド全体の“面”での展開を意識しているということなのだろう。
著者プロフィール:笠井清志
JR東日本リテールネット・コンビニエンス営業部長。ゼネコン、コンビニチェーン本部、コンサルティング会社を経て現職。小売業・サービス業を中心に多店舗展開チェーン(特に駅ナカ・空港等の限定商圏マーケティング)を中心に活動。NEWDAYSが2007年度から3年連続で1店舗平均日商でセブン-イレブンを抜いた実績のサポートを行う。月刊コンビニ(商業界)での執筆、海外メディア「Financial Times」等取材実績多数。著書に『コンビニのしくみ』(同文館出版)や『よくわかるこれからのスーパーバイザー』(どちらも同文館出版)がある。経営相談・講演・執筆等の依頼はこちら(kiyoshi1025@gmail.com)まで。
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