転職したい会社「グーグル」が2年連続で1位――Facebookは?
20〜30代のビジネスパーソンはどの企業に転職したいと考えているのだろうか。DODAの調査によると、2年連続で「グーグル」が1位だった。
あなたはどの会社に転職したいですか? 20〜30代のビジネスパーソンに聞いたところ、昨年に引き続き「グーグル」が1位であることが、転職サービス「DODA(デューダ)」の調査で分かった。2位以下は「トヨタ自動車」「ソニー」「パナソニック」「オリエンタルランド」という結果に。
1位のグーグルについては、事業の先進性やスピード感が評価されたほか、社員の能力を最大限発揮するための職場環境や待遇にも支持が集まった。全体の傾向として、上位10社のうち5社がメーカー。「社会人は一時的な業績低迷に影響されることなく、企業の持つ経営資源や商品力、事業方針などを踏まえ、多角的・長期的な視点で転職先を検討していると考えられる」(DODA)。また今年のランキングでは、Facebookが、昨年の300位圏外から32位に急浮上した。
4社が、3年連続で1位を獲得
業種別にランキングをみると、4社が3年連続で1位に。1位だったのは「IT/通信/インターネット」でグーグル、「金融」でゴールドマン・サックス証券、「メディカル」で武田薬品工業、「商社/流通」で三菱商事。また「メーカー」ではトヨタ自動車、「メディア」は電通、「サービス」はオリエンタルランド、「その他」で国際協力機構(JICA)がそれぞれ、昨年の2位から1位に上昇。「小売/外食」では、昨年4位だったスターバックス コーヒー ジャパンが4位から1位に躍進した。
順位が急上昇した企業は、2008年の金融危機以降順位を落としていた、三井不動産や住友不動産などの建築不動産企業、スターバックス コーヒー ジャパンや高島屋など、嗜好品や高級品を展開する企業の順位が回復した。
インターネットによる調査で、25〜34歳のビジネスパーソン5000人が回答した。調査期間は3月5日から6日まで。
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