本格的な夏に入るにつれて、冷たいものを食べて「涼みたい」と思っている人も増えているのではないだろうか。しかし、冷たいものを飲食した時などにピリッと痛みが出る知覚過敏の症状を持つ人にとっては、つらい季節でもある。
かぜ薬「コンタック」や歯磨き剤「シュミテクト」などのブランドを持つグラクソ・スミスクラインの調査によると、過去1年以内に知覚過敏の症状を感じたことがある20〜39歳の女性に「初めて症状を感じた年齢」を尋ねたところ、平均は「22歳」だった。20歳未満で症状を感じていた人は31%と、成人してから知覚過敏となった人の方が多数派のようだ。
具体的な症状では、「アイスキャンディー(氷菓)を前歯でかむと歯がしみることがある」(67%)と「氷の入った飲み物を飲む時に歯がしみることがある」(60%)が上位。以下、「歯を磨く時に歯がしみることがある」が29%、「熱いものを食べると歯がしみることがある」が26%、「風が当たると歯がしみることがある」が26%で続いた。
知覚過敏の対策をしない理由
知覚過敏の症状を抱えているとさまざまな場面で影響が出るようだが、「防ぐために対策をしていない」という人が70%。
その理由としては、「対策方法が分からない」が58%でトップ。以下、「対策するほど悩んでいない」が31%、「対策にお金がかかる」が26%、「対策するのが面倒」が21%、「対策しても治らないと思う」が15%で続いた。
ちなみに「対策している」人では、「専用の歯磨き粉を使っている」(53%)や「丁寧に歯磨きをしている」(51%)などを行っている人が多かった。
インターネットによる調査で、対象は過去1年以内に知覚過敏の症状を感じたことがある20〜39歳の女性500人。調査期間は5月30日から6月1日。
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