市況概況
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日経平均 | 9086.41円 | △122.69円 |
売買高 | 14億9522万株 | − |
売買代金 | 1兆0373億6300万円 | − |
値上がり銘柄 | 1130銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 393銘柄 | − |
騰落レシオ | 66.84% | ▼0.89% |
日経平均
週末の米国株が大幅高となったことやGDPが予想を上回ったことから大幅高
先週末の米国株が大幅高となったことや為替が落ち着いていたことなどから、買い先行となりました。外国人売買場動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は引き続き売り越しと伝えられたのですが、寄り付き前に発表された4−6月のGDP(国内総生産)が予想以上に回復していたことなどが好感されて大幅高となりました。ただ、まだまだ世界的な景気鈍化懸念や金融不安が根強いことや積極的に買い上がるほどGDPが回復しているということでもなく、寄り付きからの買い戻しが一巡となると上げ幅縮小となりました。ハイテク銘柄など輸出株の一角、先週まで大きく売られた主力銘柄を物色する動きがあり、指数は堅調となりました。
後場も前場同様に先週までみられたような持高調整の売り急ぎがほとんどみられず、底堅さを確認しては買い戻しも入るという状況で、手掛かり難のお盆休みの月曜日という割には案外値持ちの良い展開となりました。上値を買い上がるような動きはないのですが、同時に売り急ぐ動きもないという状況で、先週大きく売られた分しっかりとしていたという感じでした。好決算を発表する銘柄、業績の上方修正や年間配当を増額する銘柄等もみられ、素直な反応となって買われるなど、円高や景況感への懸念が強い割には動きは悪くありませんでした。
小型銘柄も主力銘柄ほどではないのですが、堅調なものが多く、売り急ぐ動きのないなかで小口の買いに値を飛ばすものもみられました。東証マザーズ指数が大幅高、二部株指数や日経ジャスダック平均、ジャスダックTOP20は堅調となりました。先物はまとまった売り買いはほとんどみられず、指数を大きく方向付けたり、大きく動かす場面はほとんどありませんでした。主力銘柄の買い戻しが入ると先物が買われるというように現物株が主導となっていた感じです。
お盆休みの月曜日ということで米国市場の流れを受けて買い先行となったものの大きな動きはありませんでした。持高調整の売りがいったんは止まったような感じですが、ファンドの「45日ルール」ということもあり、また、先物・オプションSQ(特別清算指数)算出が終わったということで、先週で終わったのかどうかが注目されますが、外国人が売り越し基調となっているところをみるとまだ終わっていないようでもあり、主力銘柄の買い戻しなどをみると売りが止まった感もあり、明日以降も底入れ感がでるのかどうか、こうした目先的な需給を気にしながらの動きとなってきそうです。
テクニカル分析
日経平均
戻りを試す展開ですが、まだ底値圏でのもみ合いの範囲内という感じです。RSIは底気値圏にあり、ストキャスティックスは底値からの上昇となっており、戻りを試すような展開は続くと思われます。少なくとも転換線までの戻りはありそうで、一気に基準線まで戻るということもありそうです。
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