都道府県別で見た社長の“輩出率”――多いのはどこ?
社長の出身大学で、人数が最も多かったのはどこだろうか。最も多かったのは日本大学の2万4645人(前回2万4160人)で2年連続トップという結果に。東京商工リサーチ調べ。
東京商工リサーチは8月22日、都道府県別の社長「輩出率」※を発表した。最も比率が高かったのは山形県の1.34%で、2年連続のトップという結果に(関連記事)。山形県の社長輩出率が高い背景には「辛抱強くて、働き者の県民性に加えて、『伝統工芸品の宝庫』と称されるほど家内工業が盛ん。また江戸時代は活発な北前船交易により港町が栄え、物資が行き交う要衝になるなど商工業の重点が高い土地柄であるから」(東京商工リサーチ)と分析している。山形県に次いで多かったのは香川県の1.25%、徳島県の1.24%、秋田県の1.10%と続き、上位には東北と四国が目立った。
また社長の出身地と会社所在地を対比した「地元率」をみると、沖縄県が94.2%(前回94.1%)で2年連続トップ。次いで、愛知県89.5%、北海道86.4%、広島県86.1%と続いた。逆に地元率が最も低かったのは佐賀県の65.1%。次いで、鹿児島県66.4%、滋賀県67.4%と続いた。
社長の「出身校」、日本大学が最多
社長の出身大学で、人数が最も多かったのはどこだろうか。最も多かったのは日本大学の2万4645人(前回2万4160人)で2年連続トップ。以下、慶應義塾大学(1万3582人)、早稲田大学(1万3138人)、明治大学(1万943人)、中央大学(1万147人)、法政大学(7966人)、同志社大学(6118人)だった。国公立大学では、15位に東京大学(3804人)、22位に京都大学(2473人)、34位に北海道大学(1777人)となった。
本調査は、東京商工リサーチの企業データベースから約233万件の代表者データ(個人企業を含む)を抽出し、出身地や出身校(最終学歴)をまとめたもの。
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