市況概況
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日経平均 | 8797.78円 | △25.42円 |
売買高 | 18億9333万株 | − |
売買代金 | 1兆1336億7400万円 | − |
値上がり銘柄 | 1100銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 410銘柄 | − |
騰落レシオ | 67.97% | ▼0.15% |
日経平均
米国株は大幅安だが様子見気分が強く、週末の手仕舞いの売り買いが交錯して小動き
米国株が大幅安となったことから売り先行となりました。ただ、為替が円安に振れたことや日本市場の戻りが鈍かった分、底堅い展開となり、寄り付きの売りが一巡となった後は切り返して堅調となる場面もありました。ただ、昨日の大幅高の反動や外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が引き続き売り越しと伝えられたことなどから上値も重く、堅調となる場面では週末の手仕舞い売りが出て上値を押さえ、軟調となる場面では買い戻しが入って底堅いといった状況で、指数に方向感はみられませんでした。
注目されるFRB(連邦準備理事会)議長の講演を週末に控えていることから、後場に入ってからもさらに様子見気分が強く、目先筋の手仕舞いの売り買いが中心となって指数に方向感はみられませんでした。前場同様に指数が堅調となるような場面では売られ、軟調となる場面では買い戻されるという状況が続きました。個別の材料に反応してみても、何となく反応は鈍く、動き出すと改めて反応するというような感じで反応しきれず、好材料だから買われるとか悪材料だから売られるというよりは買われるから好材料で、売られるから悪材料と判断したというようなちぐはぐな雰囲気でした。
小型銘柄は主力銘柄が戻り一服となるなかで値動きの良さを好感して買われるものもみられ総じて堅調となりました。特に材料があるということでもなく大幅高となる銘柄もみられ、ジャスダックTOP20は大幅高、東証マザーズ指数は堅調、二部株指数や日経ジャスダック平均は上値も重いものの小幅高となりました。先物はまとまった売り買いもほとんどみられず、終始方向感に乏しい展開となりました。ちょっとした売り買いに振らされる場面もありましたが、散発的であり、ほとんど指数を動かすこともありませんでした。
週末ということでほとんど動きはありませんでしたが、持高調整の売りも一段落となった感じです。先行きに対する不安は漠然とあるのでしょうが、米FRB議長の講演でセンチメントに変化が見られるのかどうかを確認したいということなのだと思います。FRB議長もQE3(量的緩和)まで踏み込むことはないと思いますが、「景気が悪くなればそれなりの対処をする」というようなことは示してくるのではないかと思います。ただ、期待が大きい分、市場では嫌気する動きや「出尽くし感」などから売られる可能性もありそうです。
テクニカル分析
日経平均
引き続き一昨日の大きな陰線の中での動きで方向感はありません。ただ、RSIもストキャスティックスも底値圏からの上昇となっており、転換線を抜けて底入れ感も出て来るのだと思います。先週空けた窓を埋めるまでは戻るのだと思います。
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