コラム
なぜ格差が生まれるのか? できる社員とできない社員:新連載・悩むビジネスパーソンへの“処方せん”(2/4 ページ)
同期で入社したのに、数年後には大きな差がついた――。いわゆる「できる社員」と「できない社員」の差はどのように広がっていくのだろうか。このメカニズムを紹介し、できる社員になるための2つのポイントを紹介しよう。
補足すると、以下の5つのサイクルが生じるのだ。
(1)少しの差が(カラダの発育面で有利)
(2)場面をつくり(試合に出る機会)
(3)日々の活動意識が高まり(練習に熱心に取り組む)
(4)経験の差が生まれ(試合経験が蓄積される)
それが何回も何回も繰り返されることで
(5)埋められない大きな差となっていく(プロ選手となる)
ビジネスの世界でも同じサイクルが発生している
同じことがビジネスの場面でもよく起こっている。例えば、同期入社のAさんとBさんがいた場合、次のような流れで格差が開いていくことはよく見られるパターンだろう。
「Aさんが少し優秀である」→「Aさんに仕事を任せる」→「Aさんはこれまで以上に熱心に仕事に取り組む・この仕事からさまざまな経験を積む」→「次の仕事もAさんに任せる」→「ますます2人の差が広がる」
このように「少しの差」が徐々に「大きな格差」となっていくのだ。
ではどのようにしたら「できる社員」に近づくことができるのだろうか。ここでは「できる社員」になるための2つのポイントをオススメしたい。
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