富士ソフトは9月8日、宮城県本吉郡南三陸町の避難所などにデジタルサイネージ端末7セットを無償で提供すると発表した。行政と住民の情報受発信に活用することが目的で、提供期間は2011年9月11日から2012年8月31日までの約1年間。
9月11日には南三陸町の仮庁舎で開催された東日本大震災の犠牲者を慰霊する合同慰霊祭の模様を、デジタルサイネージとインターネット回線を使用して、会場と大規模避難所の7カ所にライブ配信した。
デジタルサイネージ上のお知らせや災害情報などのコンテンツについては、同社のプライベートクラウド基盤を利用して同社が作成、更新など運営面のサポートも行う。また、日本気象協会がコンテンツとして、「今日・明日の東北の天気」「週間予報」「ピンポイント天気」などの気象情報を無償で提供する。
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