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コラム

スマートフォン・タブレット端末が駆逐する「ある市場」神尾寿の時事日想・特別編(2/2 ページ)

最近、アップルストアで買い物をして、“あること”に気づいた人はいないだろうか。店舗にあるべきレジスターがない。バーコードの読み取りや決済を、iPhoneやiPod touchで行っているのだ。

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「業務用専用機の代替市場」が注目

 日本における「業務用専用機」の市場は大きい。例えば、スマートフォンやタブレット端末への置き換えがしやすい業務用ハンディターミナル市場だけで見ても、2009年時点で年間約300億円の市場があり、「中期的(5年程度)なスパンで見れば横ばいもしくは微増での推移」(矢野経済総合研究所)をしている。これらの業務用専用機は、様々な業務用途向けに「作り込まれた」部分に良さもあるが、ソフトウェア開発のしやすさや導入・運用コストの点では、スマートフォンやタブレット端末など汎用機を用いたソリューションに代替されていくだろう。

 コンシューマー市場での普及拡大に注目が集まるスマートフォン/タブレット端末だが、「確実な成長」を約束されている法人市場での動向も注目である。

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