ビジネスパーソンの味方、“ブドウ糖”をうまくとる方法:できる人の脳が冴える30の習慣(3/3 ページ)
朝食は食べた方がいいのか、食べない方がいいのか。答えは「食べた方がいい」。朝食を抜けばブドウ糖の補給が不足し、その結果、記憶力が低下し、仕事効率が下がってしまう。そこでブドウ糖を上手に補給するポイントを紹介しよう。
ブドウ糖を上手に補給するポイントをまとめます。
(1)規則正しい食事、とくに朝食は必ずとること
前述したように、早朝にはブドウ糖が足りなくなり、脳の働きが鈍くなっています。ブドウ糖を摂取することが1日の仕事効率に大きく影響します。朝食を抜く子どもは成績が悪いというような研究報告は、いくつもあります。
(2)朝食にはご飯、パンなどのデンプン質の含まれたものを食べる
3度の食事は主食をしっかり食べて、ゆっくり血糖値を上げていくことで、脳もエネルギー補給が適度に行えます。
(3)頭を使う仕事の前は運動しすぎない
せっかく摂取したブドウ糖も、過度の運動によって消費されてしまうと、脳の働きは下がってしまいます。頭を使う仕事の前は運動はひかえめにしておくことも大切です。
(4)仕事に疲れたときに脳を活性化する方法を知っておく
ただ単に仕事に疲れたら眠ったりしてリラックスするだけではなく、そんな休憩時間にもチョコレートなどの甘いものを食べて、脳を元気にさせておく必要があります。それに関しては、次回、詳しく述べます。
米山公啓(よねやま・きみひろ)氏のプロフィール
1952年山梨県生まれ。聖マリアンナ医科大学医学部卒業。同大学の助教授として研究と教育を続けた後、1998年2月執筆活動に専念するため退職。現在は、米山医院などで医師業を続けつつ作家活動を行っている。『もの忘れを防ぐ28の方法』(集英社文庫)『もの忘れを90%防ぐ法』(三笠書房)などをはじめ、10万部を超えるベストセラーを多数出版。
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