コラム
もし上海に転勤になったら……中国のリアル住宅事情:あなたはどうする? 住まいの選び方(4/4 ページ)
もし上海に転勤になったら、住まいはどのように見つければいいのだろうか。経済成長を続ける上海だが、住宅事情は発展途上といった感じだ。そこで現地での住宅選びの注意点を紹介しよう。
2つ目は「最低限の基準を満たせば即決すべし」。良い物件が市場に出れば半日で入居者が決まってしまうことがある。いくつか物件をまわって見比べているうちに、良い物件は消えていってしまうほど人口が増えているのだ。
最後は「信頼できる日本人専門の仲介業者をあたるべし」。実際に我々がお会いした業者の方も、同じ日本人であるからこそ気になるポイントや最低限おさえたい基準が分かったうえで物件を紹介してくれる方だった。また日本語が通じるということも、心強い。
新天地で働くというのは不安を感じるもの。いきなり住まい選びに失敗すれば、仕事にもなかなか集中できないだろう。日本の常識が通用しない異国の地だからこそ、住まい選びには気をつけてほしい。(インタープライズ・コンサルティング=小林大輔)
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