増税でタバコ離れ? 1箱500円で半数が禁煙(1/2 ページ)
今後、どのようなきっかけがあったら禁煙しようと思いますか? 現在タバコを吸っているスモーカーに聞いたところ「健康を損ねたら」「さらにタバコの価格が上がったら」と回答した人が多かった。ファイザー調べ。
今後、どのようなきっかけがあったら禁煙しようと思いますか? 現在タバコを吸っているスモーカーに聞いたところ「健康を損ねたら」(54.7%)と答えた人が最も多く、次いで「さらにタバコの価格が上がったら」(53.3%)と回答していることが、ファイザーの調査で分かった。
「さらにタバコの価格が上がったら」と回答した人に、タバコの価格がいくらくらいになれば、禁煙しようと思いますかと尋ねたところ「500円くらい」(46.1%)がトップ。次いで「600円くらい」(23.1%)、「1000円くらい」(11.1%)、「700円くらい」(8.3%)と続いた。
東日本大震災の復興財源に充てる政府・民主党の増税案が固まった。それによると、タバコ1本2円の増税を考えており、1箱当たりで40円の増税。東京新聞によると、1箱410円のタバコは470〜480円ほど値上げになるのではと予測している(参照リンク)。この調査結果では「500円くらい」になれば、半数近くの人が「禁煙」を検討。もしタバコ税の増税が決まれば、スモーカーの“タバコ離れ”が進むかもしれない。
禁煙をしようと思った理由
昨年実施されたタバコ税の増税を受け、禁煙に成功したスモーカーはどのくらいいるのだろうか。増税後の1年間に、禁煙に挑戦した人は35.1%、そのうち禁煙に成功したのは38.5%だった。「多くの喫煙者が禁煙に挑戦したにも関わらず、6割以上(61.5%)が失敗しているというこの結果は、禁煙することの難しさを示している」(ファイザー)
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