市況概況
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日経平均 | 8741.91円 | ▼137.69円 |
売買高 | 11億6971万株 | − |
売買代金 | 8384億6700万円 | − |
値上がり銘柄 | 217銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1353銘柄 | − |
騰落レシオ | 94.06% | ▼7.91% |
日経平均
米国株安や円高を受けて売りが先行して大幅安、中国経済指標への反応は鈍い
米国株が大幅安となったことや海外で円高となったことが嫌気され、昨日の大幅高の反動もあって売り先行となりました。大幅安の始まりとなりましたが、それでも外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が買い越しと伝えられたこともあり、寄り付きの売りが一巡となった後は底堅い展開となりました。ただ、中国の経済指標の発表を控えて買戻しを急ぐこともなく、戻りの鈍さを嫌気するでもなく、指数は方向感に乏しい狭い範囲での動きとなりました。
後場も大幅安水準から中国景気の鈍化も懸念されて下値を試しかけるような動きもみられました。それでも売り急ぐことも無く、前場の安値水準で底堅さがみられると買戻しも入り、指数の方向感は相変わらずみられませんでした。前場の値幅のなかでの動きとなるなどほとんど中国の経済指標への反応もなかった格好で、相変わらず閑散としたなかで日中の指数の動きはありませんでした。結局最後まで大きな動きは無く、閑散小動きとなりました。
小型銘柄は買い気に乏しい中で手仕舞い売りに押されて大きく売られるものもみられました。それでも、売り物がないものは小動きとなり、東証マザーズ指数は大幅下落となったものの、二部株指数や日経ジャスダック平均、ジャスダックTOP20は軟調となりました。先物もまとまった売り買いはほとんどみられず、狭い範囲での動きとなりました。指数を大きく方向付けることも動かすこともなく目先筋の小口の売買が中心となっていたものと思います。
さすがに中国の経済指標などには多少反応があるかと思ったのですが、全くといっていいほど反応はなく、依然として日中の値動きに乏しい展開となりました。寄り付きの売り買いだけという日が続いており、日本市場での市場参加者の少なさ、株式投資の広がりのなさを示しているような感じです。一つには為替政策などをみてもまったく政府や日銀の方向感がみられないこともあると思われます。円高に関してもまだ続くのかもういいところなのか、介入でも何でもいいので示す必要もあるのでしょう。ただ、決算発表が始まるところからは目先筋も決算動向に敏感に反応するものと思われ、少しは動きも出てくるのでしょう。
テクニカル分析
日経平均
遅行線が日々線の下落に合わせるように軟調となりました。それでも遅行線が日々線にサポートされるように底堅いともいえそうです。ただ、RSIはまだ上昇が続いて上値余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており、まだ遅行線が日々線に絡むような調整が続く可能性もありそうです。堅調となる場面でも日々線が雲に押されて上値は重そうです。
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