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被災地で職を失った人に聞く、震災の影響で解雇されたのは32.5%(2/2 ページ)
震災前に被災地(岩手・宮城・福島)で働いていた人に、現在の職業を聞いたところ「震災前と同じ勤務先」と答えた人は84.8%、「違う勤務先」は15.3%であることが分かった。連合調べ。
震災後、勇気付けられたこと
震災後、どのようなことに勇気付けられましたか? 全員に聞いたところ「自衛隊の活動」(72.4%)と答えた人が最も多く、以下「海外の国の援助」(54.0%)、「消防庁・消防団の活動」(50.4%)、「個人によるボランティア活動」(40.5%)という結果に。
現在の生活の中で不安に感じていることは「原発関連」(74.6%)、「地震(余震)」(72.1%)、「収入の確保」(52.9%)を挙げる人が目立った。現在福島県に住んでいる人では「原発関連」(90.1%)が多かったほか、「健康の維持」(51.5%)、「子どもの将来」(41.8%)、「人口の減少」(32.5%)では他県よりも10ポイント以上高かった。
インターネットによる調査で、震災前に有職者(パート・アルバイトを含む)で岩手県・宮城県・福島県に住んでいた男女3000人が回答した。調査期間は10月12日から17日まで。
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