20〜30代のビジネスパーソンに聞く、何歳まで働きたいですか
20〜30代のビジネスパーソンは、何歳まで働きたいと考えているのだろうか。年金受給開始年齢の引き上げが検討されている影響を受けてか、大半の人が「60歳以上まで働きたい」と回答した。DODA調べ。
あなたは何歳まで働きたいですか? 20〜30代のビジネスパーソンに聞いたところ「60歳以上まで働きたい」と答えた男性は93%、女性は73%であることが、転職サービス「DODA(デューダ)」の調査で分かった。
大半の人が60歳以上まで働きたいという結果となったが、中でも「65歳まで」(男性46%、女性38%)と答えた人が男女ともにトップ。その理由を聞いたところ「年金受給までは働きたい」が半数以上を占め、多くの人が定年退職から年金受給までの期間が無収入になることに不安を感じているようだ。次いで、「60歳」(男性28%、女性22%)、「70歳(男性19%、女性13%)と続いた。70歳と答えた人からは「年金制度があてにならないため」という声が多く、年金に頼らず自力で老後の生活費を稼ごうと考える人が多いことがうかがえた。
もし経済的に余裕があったら
もし経済的に余裕があった場合、何歳まで働きたいですか? この質問に対し「60歳以上まで働きたい」と答えたのは男性41%、女性36%。その理由として「働いていたほうが生活に張りが出るため」「やりがい、楽しみのために仕事を続けたい」「仕事を通して自己実現や成長ができるから」といった声が目立った。また「経済的に働く必要がなければ、今すぐ仕事を辞めたい」と回答した人は全体の2割未満。多くの人は働く理由がお金のためだけではないようだ。
インターネットによる調査で、関東・東海・関西に住む25〜34歳のビジネスパーソン1000人が回答した。調査期間は10月22日から23日まで。
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