日本のアニメ・マンガは普及しているのか――答えはWikipediaで(続):遠藤諭の「コンテンツ消費とデジタル」論(4/4 ページ)
日本で制作されたアニメやマンガは、海外でどのくらい普及しているのだろうか。海外での普及度を確かめるために、Wikipedia日本語版の全項目について、他言語でのページ作成状況を集計してみた。その結果……。
ところで、この原稿を書いている途中で、Google Musicがベータから正式サービスになったというニュースが流れてきた。そのアナウンスの内容を見ていくと、Android端末が世界で2億台を超えたという数字が出てくる。しかも、1億台を記録したのはわずか6カ月前の今年5月だそうだ。毎日、55万台のAndroidが世界中でアクティベートされている。
メディア環境はいま、ものすごい勢いで変化している。そして、世界はネットによっていろいろなことが見えるようになってきている。それらを見ていないで、いままでと同じ地図と装備で出かけるのでは、登るべき山にたどり着けもしないだろう。
アスキー総合研究所所長 遠藤諭の登壇する、日本経済新聞社/日本経済新聞デジタルメディア主催のセミナー
「ビジネス力を高めるモバイルワーク術」〜トップランナーに学ぶ情報携帯端末を仕事で使いこなすノウハウ〜が、11月28日(月)に日経・大手町セミナールームで開催されます。
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遠藤 諭(えんどう さとし)
1956年、新潟県長岡市生まれ。株式会社アスキー・メディアワークス アスキー総合研究所 所長。1985年アスキー入社、1990年『月刊アスキー』編集長、同誌編集人などを経て、2008年より現職。著書に、『ソーシャルネイティブの時代』(アスキー新書および電子書籍版)、『日本人がコンピュータを作った! 』、ITが経済に与える影響について述べた『ジェネラルパーパス・テクノロジー』(野口悠紀雄氏との共著)など。各種の委員、審査員も務めるほか、2008年4月より東京MXテレビ「東京ITニュース」にコメンテーターとして出演中。
コンピュータ業界で長く仕事をしているが、ミリオンセラーとなった『マーフィーの法則』の編集を手がけるなど、カルチャー全般に向けた視野を持つ。アスキー入社前の1982年には、『東京おとなクラブ』を創刊。岡崎京子、吾妻ひでお、中森明夫、石丸元章、米澤嘉博の各氏が参加、執筆している。「おたく」という言葉は、1983年頃に、東京おとなクラブの内部で使われ始めたものである。
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