イマドキ大学生の「ひとり暮らし」事情
東京でひとり暮らしをしている大学生は、月々の家賃をどのくらい支払っているのだろうか。オウチーノ総研の調査によると、最も多い価格帯は「6万円台」だった。
東京でひとり暮らしの大学生は、月々の家賃をどのくらい支払っているのだろうか。家賃で最も多い価格帯は「6万円」(30.8%)、家賃平均は6万3000円であることが、オウチーノ総研の調査で分かった。価格帯でみると、5万円台〜7万円台で78.2%を占めた。
ひとり暮らしをしている大学生の59.2%が、現在住んでいる部屋に対して「もっといろんな物件を見ればよかった」「もっと早い時期から探しておけばよかった」「大学から近い物件に住めばよかった」など何らかの不満を感じている結果に。また「いつ部屋探しを始めたか」の問いに、63.0%が入居の1週間〜1カ月前と回答。「大学入試後の短い時間で部屋探しから引越しまでをすまさなければいけない。その結果、『もっといろんな物件を見ればよかった』といった後悔、不満につながっているのではないだろうか」(オウチーノ総研)
引越し費用を全額親に負担してもらった人は96.3%。また、家賃を全額負担してもらっている人も91.7%に及んだ。ひとり暮らしをしている大学生のほとんどが金銭面で大きく親に頼っていることが分かった。
現在住んでいる街を選んだ理由
現在住んでいる街を選んだ理由は? この質問に対し「大学に近い」(51.9%)が最も多く、次いで「家賃が安い」(33.3%)、「落ち着いている」(25.9%)と続いた。また「大学の最寄駅周辺に住んでいる大学生」は30.8%、「大学まで乗り換えなしで通える街に住んでいる大学生」も含めると73.1%。「サラリーマンの『職住近接』志向ならぬ大学生の『学住近接』志向がうかがえた」(オウチーノ総研)
東日本大震災の発生直後、ひとり暮らしで不安を感じたことは何だろうか。「家族が近くにいない」(40.7%)と答えた人が最も多く、以下「交通機関の乱れ」(37.0%)、「停電」(25.9%)と物理的な不安を挙げた人も多かった。
インターネットによる調査で、東京でひとり暮らしをしている大学生984人が回答した。
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