市況概況
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日経平均 | 8536.46円 | ▼128.12円 |
売買高 | 25億7042万株 | − |
売買代金 | 1兆7909億8000万円 | − |
値上がり銘柄 | 553銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 950銘柄 | − |
騰落レシオ | 100.03% | △3.99% |
日経平均
欧州金融不安が根強く、米国株が大幅下落となったことを受けて売られ、大幅安
米国株が大幅安となったことや先物・オプションSQ(特別清算指数)算出に絡む売りもあって売り先行、大幅安の始まりとなりました。朝方発表されたGDP(国内総生産)の改定値も下方修正となったことも売り急がせる要因となって寄り付きの売り買いが一巡となった後も売り優勢の展開が続きました。それでも外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)が大幅買い越しとなったことや節目とみられる8500円水準を意識して底堅さもみられました。
昼の時間帯も冴えない展開となり、底堅さを確認して下げ幅縮小気味となっていたものが再度売り直されるような場面もありました。後場に入ると売り急ぐ動きも一段落となり、いったん先物主導で戻りを試すような展開になり前場の高値を上回りました。ただ、先物主導も後の買いが続かず、週末の手仕舞い売りに押されるとまた下値を試すような動きになり、特に理由のない中で目先の需給に振らされて右往左往する展開となりました。結局最後は買戻しも入り下げ幅縮小、高値圏での引けとなりました。
小型銘柄も軟調なものが多かったのですが、幕間つなぎ的に買われるものも散見され、指数は主力銘柄ほどの下落となりませんでした。ジャスダックTOP20は軟調となりましたが、東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は小幅安に止まり、二部株指数はほぼ横ばいとなりました。先物は朝方と午後に入ってすぐの時間帯にまとまった売り買いの動きがみられましたが、その他の時間帯は散発的にまとまった売り買いが出るだけで指数を大きく方向付けるような動きはありませんでした。限月交替にあたっての持高調整が主体となっていたのだと思います。
大きな値動きはみられなかったのですが、先物主導で目先の値動きに振らされて右往左往する場面もみられました。改めて8500円〜600円水準での底堅さを確認するという状況で、8500円を割り込むところでは売り難く、かといって買い急ぐには外部要因としての懸念材料が多いということなのだと思います。中国の経済指標への反応も鈍く、中国経済の動向をみた欧米の株価の動きをみてからでないと日本では動けないということなのではないかと思います。欧米、特に米国追随型の相場、特に下方に追随する動きがますます強まってくるのかもしれません。
テクニカル分析
日経平均
雲に上値を押さえられ、基準線や転換線のサポートを確認するような展開になっています。RSIは上昇が続いて上値余地もあり、底堅さがみられるのでしょうが、ストキャスティックスは高値圏からの調整となっており上値も重いという展開ではないかと思います。
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