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株式投資とFXって、どんな違いがあるのですか?:教えて岡村先生! お金のことアレコレ(2)(2/5 ページ)
現在銀行に預けている70万円を、なんとかして増やしたいと思っているAさん。しかし株式投資とFXの違いが分かっていないようです。そこでお金のことに詳しい岡村先生に、金融の仕組みを聞きました。
目標を設定してから投資を始めることが大切
岡村:日本経済がなかなか上向かない要因のひとつに、この仕組みを理解していない人が多いのかなあ、とも思っています。「オレは株で○○万円もうけた!」といった話って、うさん臭く聞こえませんか。またそうした話をする人の多くは短期売買をしているので、経済全体の成長につながるような投資ではないのです。
A:1〜2日といった短期間で売買をする「デイトレーダー」って、投資ではなく、投機ってことですか?
岡村:「今日買って、明日売る」といったのは、投機的な売買ですね。
A:たった1日で、事業は営めないですもんね。
岡村:Aさんも分かってきたようですね。また株式投資にはあって、FXにはないもののひとつに「配当」があります。企業が利益をあげると、投資家はその一部を受け取ることができます。
株式投資の魅力は、株価が上がることだけではなく、配当金をもらえることも挙げられます。ちなみに私は「金投資」をあまりオススメしていません。なぜなら金を持っていても、配当をもらえないから。
A:通貨と同じように、金もそのモノの価値だけということですね。
岡村:そうです。この図を見ていただけますか?
岡村:Aさんのように毎月5万円ずつ積立投資をしていると、30年で1800万円。それを年5%の利回りで運用すれば、4000万円になります。
A:えーっ!
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