コラム
昔と違う? 2012年度センター試験はこうなっている(3/3 ページ)
1月14日から15日にかけて、大学入試センター試験が実施されました。1990年に始まったセンター試験は20年以上続いていますが、その詳細は年度ごとに異なっています。今のセンター試験の実施方法をご存じですか?
“ズル”について
「2012年度はそれまでと何が変わった?」の項目で言及した“ズル”について。
例えば、ほとんどの文系学部では、理科は1科目だけしか(センター試験の受験を)要請していません。
従って、文系学部志望者で「化学で出願しよう!」と思っていた人間がズルしようと思えば……最初から化学を解き、答えを問題冊子に記録、60分時点での解答用紙回収では別の科目を解いたものとして提出、2科目目の時間も引き続き化学を解く。これにより「60分の時間枠のものを120分かけて解く」ことが可能に! となるんです。
このようなズルを避けるため、ほとんどの大学では「先に提出した解答用紙の科目での出願とする」ことが規定されました。これまでは2科目以上受験した場合、大学側が自動的に高得点の方を出願科目として採用していただけに、得意・不得意に差がない人にとっては少し不利な条件に変わったと言えますね。(寺西隆行)
関連記事
- 結果を残してから理念を叫ぼう
「うちの企業はここが問題だ!」「もっと社会貢献ができるような企業に生まれ変わるべき!」……そう想ったり、前向きに語ったりするのは構いません。しかし、自分が属している企業が、自分の考える「べき論」通りの動き方をしていない場合に、企業や同僚を責めるのは間違っています。 - できる人とできない人の「めんどくさい」の違い
仕事をしていて、「めんどくせー、この作業。やってられるかよ!」と感じることはあるだろう。この「めんどくさい」という感情、そして「やってられるかよ!」とほかに向けて発する表現……この一連の中に「できる人」と「できない人」の違いが明確に出ると筆者は主張する。 - もしかして……“採用ミス”と呼ばれていませんか
会社で“採用ミス”という言葉を聞いたことがある人も多いのでは。会社が期待したほどの実績を残せていない人のことを指すケースが多いが、このようなレッテルを貼られないようにするためにはどのようにすればいいのか。2人の専門家に話を聞いた。
関連リンク
Copyright (c) INSIGHT NOW! All Rights Reserved.