市況概況
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日経平均 | 8917.52円 | ▼11.68円 |
売買高 | 21億3570万株 | − |
売買代金 | 1兆1150億8300万円 | − |
値上がり銘柄 | 770銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 736銘柄 | − |
騰落レシオ | 125.66% | ▼1.37% |
日経平均
米国株は軟調だが底堅く、日本株も同様に軟調だが底堅い
米国株は軟調だが底堅く手掛かりに乏しい中で指数は小動きとなり、為替も落ち着いていたのですが、円高方向に振れる場面もあり、日本市場は若干売り先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)は引き続き株数は売り越し、金額は買い越しということで売り買いの偏りもみられず、寄り付きの売りが一巡となっても指数に大きな動きはなく狭い範囲での小動きとなりました。底堅さがみられても買戻しを急ぐでもなく、上値の重さ、戻りの鈍さが確認されても売り急ぐこともないという感じで、物色対象も絞り切れず、昨日まで買われていたものも手仕舞い売りに押され、全体に冴えない展開となりました。
昼の時間帯にも為替にも動きはみられず、後場の寄り付き直後にまとまった売りがみられて一段安となる場面もあったのですが、大きく下押すこともなく、円場よりも一段低い水準で小動きとなりました。手掛かり難のなかで値動きの良さに飛びついてみたものの先高期待があるわけでもなく早々と手仕舞い売りに押され、下値を試すようなところではとりあえず買い戻しもみられるという状況でした。市場全体に方向感がみられるわけでもなく、物色対象が絞られているということでもなく、目先の売り買いが中心で方向感のない展開となりました。
小型銘柄もまちまちとなりましたが、物色対象が絞り切れず値動きの良さだけで相場を盛り上げるにも限界があるという感じでした。二部株指数は16連騰となりましたが、日経ジャスダック平均は14連騰で止まり、15日ぶりに軟調となりました。東証マザーズ指数は大幅安、ジャスダックTOP20は堅調となりました。先物はまとまった売り買いも散発的にみられ、指数を動かす場面もありましたが、追随するような動きがみられず、指数の方向を示すような動きはありませんでした。相変わらず目先筋の売り買いが中心となっていたものと思います。
米国株が大きく動いても動きが無くても日本市場の動きがみられません。買い急がなければならない理由も特にみられず、売り急ぐ理由も見当たらないということで手掛かり難のなかで小動きとなりました。円高が止まるという確証が見られれば一気に9000円を超えてくるのでしょうが、円高懸念が出ているうちはまだまだ上値も重いと思われます。先物やオプションのヘッジとか持高調整などで指数を大きく動かすようなことでもないと方向感が出ないのだと思います。当面は円安に振れるということでもないと8800円〜900円水準での上値の重さを確認するような展開が続きそうです。
テクニカル分析
日経平均
方向感に乏しく小動きとなりましたが、RSIやストキャスティックスは高値圏にあり、調整がみられると思います。基準線や雲のサポートを確認するところまで値幅調整となるか、転換線にサポートされながら高値圏でのもみ合いで日柄調整となるのだと思います。
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