東大、早大、慶大などの就活生に聞く、就職したい企業
あなたが働きたいと思っている企業はどこですか? 東京大、早稲田大、慶應義塾大、京都大、東京工業大の就活生に聞いたところ「三菱商事」と答えた人が最も多かった。リーディングマーク調べ。
あなたが働きたいと思っている企業はどこですか? 東大、早大、慶應大、京大、東京工大の就活生に聞いたところ「三菱商事」(19.5%)と答えた人が最も多く、次いで「三井物産」(19.3%)、「P&G ジャパン」(13.4%)であることが、人材事業を手掛けるリーディングマークの調査で分かった。
4位以下をみると「伊藤忠商事」(11.2%)、「丸紅」(10.7%)、「電通」(10.3%)、「JR東海」(10.3%)、「ユニリーバ」(7.9%)、「博報堂」(7.5%)という結果に。
上位5社のうち4社が総合商社。特に上位2社に関しては、上位学生のほぼ5人に1人が就職を希望しており、採用マーケットの中でも突出した人気となっている。学生からは「海外で活躍でき、グローバルな感覚が身につきそうだ」「多様な事業があり、色々な経験が得られると思う」「将来的に安定してよい給料が得られそう」といった声が目立った。
各業界のリーディングカンパニーが人気
このほか就職ランキングにどのような特徴がうかがえたのだろうか。ひとつには、各業界のリーディングカンパニーがランクインことが挙げられる。総合商社を除くと、特定の業界に絞って就職を希望するより、各業界1位、2位を希望する傾向がみられた。学生からも「業界内での順位・ポジションを企業選びの際には気にしている」「ますます加速するグローバル競争の中には、各業界上位が世界に挑戦できる可能性が高い」などの意見があった。
また上位30社には、外資系が6社もランクイン。外資系を希望する理由として「早くから裁量権を持って仕事ができる」「職種別の採用で専門性が身に付く」などの点が評価された。
インターネットによる調査で、2013年度卒業予定の東京大(383人)、早稲田大(323人)、慶應義塾大(274人)、京都大(133人)、東京工業大(49人)の就活生1162人が回答した。調査期間は2011年11月1日から12月22日まで。
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