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営業未経験者が、入社3カ月でトップになった方法:バカ売れ紹介営業が面白いほどできる本(4/4 ページ)
とある浄水器を販売している会社で、営業未経験の女性がいきなりトップの成績を収めた。社内では、設立以来の快挙に驚きの声が。それにしても、なぜその女性は浄水機をたくさん売ることができたのだろうか。
いつまでも続けられる紹介営業
紹介されたお客様との商談は、通常の営業活動で発掘したお客様との商談より、スタートの段階から3歩リードしているようなものです。
紹介ルートからのお客様は、広告ルートからのお客様に比べて、どのビジネスでも2倍から5倍くらいの契約率になります。その理由は、同じことを話したとしても、営業マンから聞くとセールストークですが、友人や知人から聞くとアドバイスとして受け取られるからです。
これは非常に有利な条件で商談がスタートしていることになります。紹介で来るお客様は、営業マンの話を聞く姿勢ができています。これほど営業マンにとって楽なことはないし、営業マンの精神衛生上も大きなメリットだと思います。
また、契約率が高くなるということは、同じ売上を目指す場合には、労働時間は短くなる、というメリットもあります。
私たちが知っている、紹介営業をベースに数字を上げている営業マンは、夕方5時・6時くらいには帰る、非常に健康的な毎日を送っています。企業としても、利益率が高いだけに、それ以上の働きを求めることはありません。
(続く)
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