若手社員の36.5%、「現在と同じ会社で働きたくない」
現在と同じ会社で、これからも働きたいですか? 入社1〜2年目の若手社員に聞いたところ、「働きたくない(そう思わない+あまり思わない)」と答えたのは36.5%だった。レジェンダ・コーポレーション調べ。
現在と同じ会社で、これからも働きたいですか? 入社1〜2年目の若手社員に聞いたところ、「働きたくない(そう思わない+あまり思わない)」と答えたのは36.5%。3人に1人以上の若手社員が現在の会社に対して疑問や不安を感じていることが、レジェンダ・コーポレーションの調査で分かった。
現在と同じ会社で働きたいと考えている社員と働きたくない社員、考え方でどのような違いがあるのだろうか。最も違いが見られたのは「仕事にやりがいがある」で、同じ会社で働きたくない社員の37.5%はやりがいを感じているのに対し、同じ会社で働きたい社員は77.8%。また同じ会社で働きたくない社員のうち、「昇進・昇格制度が適切である」「メンバーの業務アサインが適切である」と答えたのは、ともに29.9%と最も低い結果となった。
「昇進・昇格制度に納得できないのは、制度自体がオープンになっていないと感じている若手社員が少ないことが要因のひとつと考えられる。昇進・昇格制度がオープンであると感じている若手社員は半数以下にとどまり、分からないから疑問・不安を感じていると推測することができる。昇進・昇格の基準を明確にし、基準が作られた背景を伝えることで、若手社員はその基準に沿って自身の能力を高めることができるだろう」(レジェンダ・コーポレーション)としている。
インターネットによる調査で、入社1〜2年目の若手社員504人が回答した。調査期間は1月10日から20日まで。
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