コラム
家賃並みで買えるマンションってあるの?(4/4 ページ)
「今の家賃並みの支払いでマンションが買えます!」――。こうした広告を目にしたことがある人も多いのでは。実際、家賃並みの支払いでマンションは買えるのだろうか。答えは……。
まとめ
以上、3つのポイントをまとめてみました。
- 将来的に金利が上がっても、きちんと返せるような資金計画を考えてから買うこと。
- マンションの価値は利便性。買い手がつきやすい立地の良いマンションを買うこと。
- 支払計画にはランニングコストも考慮すること(管理費は上昇しやすいということもある)。
広告では「家賃並みの支払いで……」と謳っていますが、家賃並みではマンションが買えないことがお分かりになったでしょうか。どうせ買うのであれば資産価値の高いマンションを買ったほうが、後々得になるケースが多いと思います。
個人的には、もしマンションを買うのであれば自分の年収で買えるもっともグレードの高いマンションを買ったほうがいいと思っています。なぜならマンションは共同生活なので、少しでも年収水準の高い人たちと一緒に住んだほうがいいと思いますので。
またマンションが老朽化しているのに、修繕や建て替えができないケースがあります。なぜできないかというと、入居者が負担できないから。こうした問題に直面しないためにも、くれぐれも安いマンションを買って後悔しないことが大切です。(川瀬太志)
※この記事は、誠ブログ「「家賃並みで買えるマンションって本当?」〜マンション購入時の注意点とは?」より転載しています。
誠ブログでは、ブログを執筆してくださるブロガーを募集中です。詳細については、「誠ブログとは?」をご覧下さい。
関連記事
- 「幽霊なんて出ませんよ」――格安家賃の“事故物件”を探してみた
前の住人が部屋で亡くなったため、格安で貸し出される“事故物件”。安いとはいえ生理的な拒否感から避ける人が多いと思いきや、家賃の高い東京では事故物件は人気があるようで、中には10倍を超える抽選をくぐり抜けなければ借りられない物件もあるようだ。 - 新築か中古か これからの家選びのポイント
「家の購入を考えているけど、新築か中古か、どちらがいいんだろう」と迷っている人もいるだろう。震災後、家に対する考え方が変化している中で、これからの家選びのポイントを紹介しよう。 - 若者の間で広がる、シェアハウスの魅力とは
若者の間で「シェアハウス」の人気が高まっている。近所付き合いが希薄化する中、なぜ若者は共同生活を求めるのだろうか。シェアハウスの魅力などに迫ってみた。