職場の先輩に「世代差を感じる」は48.6%――どんなときに?
職場の先輩に「ジェネレーションギャップ」を感じることがある新社会人はどのくらいいるのだろうか。この春就職した新入社員に聞いたところ「ある」と答えた人は48.6%だった。
職場の先輩たちの立ち居振る舞いを見たり、話をしているときに「ジェネレーションギャップ」を感じることがある新社会人はどのくらいいるのだろうか。この春就職した新入社員に聞いたところ「ある」と答えた人は48.6%と約半数を占めていることが、マクロミルの調査で分かった。またジェネレーションギャップを感じている人に、何十代以上からジェネレーションギャップを感じるか尋ねたところ「30代以上」が37%、「40代以上」が41%という結果に。
ジェネレーションギャップを感じている人に、どのようなときにそう感じるかを聞いたところ「平成生まれ、ゆとり世代など若者扱いされたとき」(20.2%)を挙げる人が最も多かった。このほか「好きな芸能人やアイドル、昔のドラマやアニメの話題になったとき」(16.0%)、「カラオケで懐メロなど知らない曲を聞いたり、昔の音楽の話題になったとき」(13.6%)、「敬語をうまく使いこなしたり、礼儀正しい先輩を見たとき」(11.9%)と続いた。
男女別でみると、女性は男性に比べ「平成生まれ、ゆとり世代など若者扱いされたとき」「好きな芸能人やアイドル、昔のドラマやアニメの話題になったとき」「敬語をうまく使いこなしたり、礼儀正しい先輩を見たとき」で9ポイント以上高かった。
定年まで働きたい人は35.6%
現在の勤務先に、いつまで働きたいですか? この質問に対し「定年まで」(35.6%)と答えた人が最も多く、次いで「好条件の職場があれば転職したい」(18.4%)、「結婚するまで」(10.2%)、「子どもができるまで」(9.0%)と続いた。
また「ゼネラリスト」を希望する人は40.8%に対し、「スペシャリスト」は47.8%。「年功序列」を希望する人は37.8%に対し、「能力主義」は39.8%と拮抗した。
インターネットによる調査で、この春就職した新入社員500人が回答した。調査期間は5月10日から11日まで。
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