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中国のコンビニで「おでん」が売れた理由新連載・ローソンの海外物語(中国編)(4/4 ページ)

中国のコンビニで売れている商品といえば「熬点」。日本のコンビニでもよく売れている「おでん」ですね。そもそも中国に「おでん」はなかったのに、なぜヒット商品になったのでしょうか。歴史を振り返りながら、その謎に迫っていきます。

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「熬点」は有名な単語

 中国文字(漢字)で「おでん」って、どのように書くのかご存じでしょうか。正解は「熬点」。“点心を煮る”という意味で、読み方は「Ao dian(アオ ディエン)」。これは中国人も認める当て字で、ローソンが考案して命名したもの。今では辞書にも載るほど、この「熬点」は有名な単語になりました。

 もし中国に行く機会があれば、現地のローソンに足を運んでいただければ。そして中国風に「串にささったおでんを立ちながら食べる」――こんな楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。

取材メモ

 中国で人気がある「おでん」の具材は何だと思いますか? 人気ベスト3は、1位が貢丸(豚肉団子5個)、2位が魚のすり身団子、3位が蘭花豆腐干(厚揚げに似た豆腐製品)。日本では白滝やこんにゃくを好む人が多いのですが、中国ではなかなか売れません。「おでん」ひとつとっても、食文化の違いがうかがえますね。


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