コラム
ソニー株式は“モニュメント銘柄”に……忘れ去られるか、崖っぷち:相場英雄の時事日想(4/4 ページ)
ソニーの株価が1000円を割り込み、年初来安値を更新した。株価は企業の価値や将来性を映す鏡だ。だが、現状、ソニーの企業としての存在感は、限りなく薄まっているのではないだろうか。
バリュー(割安)を通り越し、ディープバリューとの評価が返ってくるとは予想だにしなかった。このアナリストが指摘するように、ディープバリュー株は機関投資家には相手にされないケースが大半。株価は企業の価値や将来性を映す鏡だ。だが、現状、ソニーの企業としての存在感は、限りなく薄まっている。
ソニーは崖っぷちだ。このままモニュメント銘柄として定着してしまうのか、はたまた奇跡の回復劇を果たし、同社主導で東証全体が値上がりするような局面がくるのか。分水嶺はすぐそこにある。
関連記事
- 「ピンクスライム」は問題にならないのか 食品業界の裏側に迫る
米国のファストフード業界が揺れている。低価格を支えるある加工商品がやり玉に上がっているが、米当局や専門家は安全性に問題はないとしている。それにしてもこの問題、日本に“飛び火”するかもしれない。 - “やらせライター”に困っている……とあるラーメン店の話
とあるラーメン店の店主がこう言った。「本業以外の雑務が増えてやりにくい。昔はこんな気を遣う必要なかったのに」と。本業とは、もちろん丹誠込めて作る自信作のラーメンのこと。では本業以外とは、一体どんなことなのだろうか。 - “作られたスクープ”の裏にあるもの――それは企業の巧妙な手口
電車の中吊り広告で「独占スクープ!」といった刺激的な見出しを目にした人も多いはず。しかしこの「スクープ」の中には、読者を煙に巻くようなものも含まれている。それは企業がからんだ“作られたスクープ”だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.