毎月、自由に使えるお金はいくら? 小遣い制の人は“不満”
毎月、自由に使えるお金はどのくらいですか? 首都圏に住む20〜40代の人に聞いたところ、家計の管理方法によって違いが出た。クロス・マーケティング調べ。
給料はなかなか上がらないが、「お小遣いはたくさんほしいなあ」と思っている人も多いのでは。また「他人はどのくらいもらっているのだろう?」と気になるところ。
クロス・マーケティングが行った調査によると、月に自由に使える金額は「共働き夫婦」が多く、中でも「共同財布タイプ(給料全額または一定金額を共同財布に入れる)」と「項目別分担タイプ」の人がたくさんもらっていることが分かった。
共同財布タイプの人が月に自由に使える金額は5万5407円、項目別分担タイプが5万5240円とほぼ同じ。一方で「家計先渡しタイプ(夫または妻が1カ月分の家計とお小遣いを渡す)」は3万8193円、「お小遣い制」は3万786円と最も低い。
また満足度を聞いたところ「共同財布タイプ」(68.3%)、「項目別分担タイプ」(64.0%)、「家計先渡しタイプ」(61.8%)はいずれも6割を超えた。しかし「お小遣い制」(48.6%)は5割を切る結果に。やはり金額が少ないので……不満に感じている人も多いようだ。
お金の使い道
自由に使えるお金をどのように使っている人が多いのだろうか。男性は「食事代」「趣味」「飲み代」、女性は「洋服代」「美容費」が多い。また、希望の使い道を聞いたところ、全体では「趣味」(29.8%)が最も多く、次いで「預貯金」(22.8%)、「洋服代」(12.0%)と続いた。現状の使い道と比較すると、男女ともに貯蓄志向が強いことが分かった。
インターネットによる調査で、首都圏に住む20〜40代の男女900人が回答した。調査期間は2月17日から19日まで。
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