連載
投資企業の健全化に貢献、英国で社会的責任投資に携わる日本人:世界一周サムライバックパッカープロジェクト(3/3 ページ)
英国のHermes Fund Managersという会社で、社会的責任投資(SRI)に関わる仕事に携わっている鈴木祥さん。英国の多くの大学院に開発学のコースがあることと、学費が米国より安いことが英国に来るきっかけとなったそうです。
企業の社会的意義やCSRを評価して投資
企業の社会的責任投資(Social Responsible Investment=SRI)という言葉を、僕は鈴木さんから聞くまで知りませんでした。日本でも企業の社会的責任(CSR)という言葉は定着し始めてきた気がしますが、それを考慮した上での投資活動をSRIと呼ぶそうです。
社会的にネガティブな活動をしていると思われる企業には投資をせず、逆に企業の社会的意義やCSRを評価して投資をするということもあるそうです。英国では早い段階でSRIが広がったそうで、SRI先進国なのでしょう。その最前線で働く鈴木さんを同じ日本人として誇らしく思います。
関連記事
- 夢は西欧トップ5の留学支援企業、ベルリンで起業した日本人
欧州でTimpanyという会社を立ち上げ、日本人向けではなく主に欧州人向けに留学支援ビジネスに取り組んでいる森本真由美さん。日本と欧州での、コミュニケーションのとり方の違いを感じているそうです。 - 太陽光発電先進国、ドイツでメガソーラーに取り組む日本人
東日本大震災後、日本でも注目度が高まってきた再生可能エネルギー。中でも太陽光発電への期待が大きいが、その先進国であるドイツでメガソーラー事業に取り組む南原順さんに話を聞いた。 - 17時に帰れる+年間有給30日の生活――ドイツ企業の魅力は労働環境
ドイツの総合電機メーカー・シーメンスで働く宮崎浩輔さん。17時には帰れて、年間30日の有給を取りたい時に取れるという労働環境でありながら、好業績を残しているという事実から、日本も学べるところがあるのかもしれません。
Copyright© SAMURAI BACKPACKER PROJECT Inc. All Rights Reserved.